効率の良い練習方法①譜読み編

ピアノが弾けるようになる、今よりももっと上手になるには練習することが必要不可欠です。でもせっかく意欲はあっても、効率の悪い練習の仕方や何も考えずにひたすら長い時間同じ部分練習をしていても上達するスピードはなかなか早くはなりません。なかなか上達しないとやる気もなくなってしまって、特にお子さんだとピアノが嫌いになってしまうかもしれません。

今回は初心者の方からプロレベルの方まで共通する効率の良い基本的な練習方法です。

譜読み編、スラスラ弾ける編、曲を仕上げる編、と分けてお話しします。

 

まずは、譜読み編。

 

譜読みの仕方で弾けるようになるまでの時間はだいぶ変わってきます。

よほどの初見能力がある方でない限り、新しい曲を読み始めるときは片手、あるいは両手でどんな曲なのか探りながらゆっくり止まりながら弾いていきますね。音符を読むのが苦手な場合は一音一音止まって数えながら読んで数小節で嫌になってしまうかもしれません。

この一音一音読んでいく、というのをまずやめましょう。本を読む時に、一文字ずつ、ぴ         あ              の                  の                       れ     ん              し           ゅ                            う

などのように読んでいたら、どんな文章なのか理解するのにはとても時間がかかりますよね。

まだ音符を読むのが難しい方は、1小節、又は半小節でもいいのでまとまりのあるメロディとしてとらえます。

ピアノ       の                れんしゅう

これだと、先ほどよりはよみやすいはずです。

ド                  レ      ミ                     ファ

ミ                 レ

ではなく、ドレミファ

ミレド

のように、少しでもいいので固まりで音を読んでどんなメロディなのか把握しながらすすみましょう。(これを早くできるようになるにはソルフェージュも取り入れていくとさらに効果的です)

譜読みに慣れるほどその固まりの範囲は広くなります。1小節ごとに捉えていたのなら、2小節、1フレーズ(4小節〜8小節)さらにはもっと大きなフレーズ…

そうすると、その固まりのフレーズのメロディがどんな音楽で、その次のフレーズは違う場面が出てきて、、、など、一曲を譜読みしながら全体像を掴みまだ両手で弾けなくても曲の構成を掴めるようになっていきます。

音だけを追ってまずは譜面にある音を両手ですべて弾けるようにしてから曲の理解度を深める方は、譜読みが早く苦にならないのでしょう。

そういう方も一度、譜読みをしながらメロディや構成をとらえながら譜読みをしてみて下さい。曲の仕上がりや理解までの時間が早くなるかもしれません。

もちろん、やり方は人それぞれですし、合う合わないがあるのでそれぞれ一番良い方法で譜読みをするのが一番です。

でも、もし譜読みがしんどい、いやでしょうがない、という方は試してみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です